アトリエ バロック フランセーズ

心身の調和と健康、芸術性を育むバロック音楽とダンスのアトリエ

蕎麦処・日光水無湧水庵

こんにちは。

昨日はとても良いお天気でしたね。
私は頭をスッキリさせようと、車で日光の水無という所にいってみました。

鹿沼市や日光市は、実はお蕎麦の産地なのです。
特に、旧今市市だった文挟や水無辺りのお蕎麦は美味しくて、かの徳川家康公も愛でたというほど。

「水無湧水庵」でランチをしました。



広々としていてドライブも快適!
遠くに日光連山が見えます。

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道案内の旗に従っていくと、水無湧水庵にたどり着きます。
敷地は日本の情緒が漂っています。
小橋も可愛い

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お店の玄関先には湧水が。
さすが、湧水庵。

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男体山にちなんで「男体おろし」という冷やし蕎麦を頼みました。
かき揚げは、これが直径15センチくらいでなんと100円!
サクサクです。

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お蕎麦は、やや黒くて新鮮な味わい。
(写真は光ってしまい白っぽくなってしまいました)

お蕎麦はとても美味しいです。

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敷地には、真っ白い鴨が。
暖かいので日向ぼっこ?

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池の鯉は真っ黒でした。
水が透明で、本当に湧水ですね。

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蕎麦湯がトロ~っとしていました。

お蕎麦は健康成分のルチンが多く含まれて血液をサラサラにするそうですよね。

私の頭の中もサラサラになったらいいな
新しいことが沢山入ってきますように。

最近はインフルエンザも流行ってきているとのこと。
健康な食べ物を取り、免疫力をアップさせたいですね。


今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


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次の出張レッスンに向けて・・・ベートーヴェンピアノソナタ

こんにちは。

次の出張レッスンは、大人のピアノの方です。

こちらの生徒様は、レッスンを2年ぶりに再開されます。

私は、バロックの視点から他の時代の音楽を捉えていく、という方針をとっています。

レッスン曲目は、ベートーヴェンのソナタOp81-a、告別ソナタです。

このソナタの構造、「別れ」「不在」「再会」の通りに生徒様と喜びの再会が待っているようで嬉しく思います。

ベートーヴェンをきちんと解釈するためにも、やはりバロック音楽の知識が必要になります。

なぜならば、彼もまた、幼少からバッハをはじめとするバロック音楽を基礎として音楽を学んだのですから。

故郷ボンでクラヴィコード奏法を基礎にして育ち、ウィーンでモーツァルトやフンメルなど新しい世界に触れたベートーヴェン。

特にベートーヴェンに関しては、彼のボン時代についてをしっかり学ぶことが、彼の音楽を正確に把握する第一歩となるようです。

ベートーヴェン時代のボンの様子を知ることも大切ですね。

歴史をひも解くのは大変なことですが、面白いことでもあり発見の連続です。

偉大な音楽家ベートーヴェンに、皆様どんなイメージを抱いていますか?

耳が聞こえなくなっても作曲を続け、あるところではバッハを凌ぐ程のハーモニーで人々を感動させた人物...?
癇癪持ちで、引っ越しが多かった気難しい男性...?

ベートーヴェンに関しては一度に書ききれないほど沢山のエピソードがありますが、ここでそのひとつを挙げますと、何しろ小さい頃から音楽教育に熱心だった父親の方針にひたすら真面目に従っていた彼は、一般の学問の教育をあまりきちんと受けられなかったそうです。

そのために、ベートーヴェンを知る手掛かりになる会話帳には綴りの間違いもかなり目立っていた、という話で...。
ベートーヴェン自身、とても劣等感を抱いていたそうなのです。

あの偉大な方にも、劣等感なんてあったのですよね。

そう思うと、何だかベートーヴェンも身近な人物に感じられませんか?
彼や彼の作品についてもますます知りたくなりますよね。

貞淑で愛情深かった、ある意味ではベートーヴェンにとっての理想の女性だった母親の死。
続いてベートーヴェンが可愛がっていた妹のわずか一歳での死。
度重なる借金や、失恋。

告別ソナタは、中期以降の作品ですが、こういったベートーヴェンにとっての決定的な悲しみや絶望が彼の心を生涯支配していたことを私たちは容易に想像することができるでしょう。

ベートーヴェンは生涯孤独な人生を送りました。

でも、彼の響きは悲しみに埋もれていないのです。

むしろ光に溢れ、私たちに希望と勇気をもたらしてくれます。


*****

アトリエバロックフランセーズでは、チェンバロ、クラヴィコード、ピアノ、バロックダンスのレッスンを承っております。

只今、アトリエを整備中の為、出張レッスンを行っております。

レッスンをご希望の方は、臼井までメールでお問い合わせ下さい。

E-mail:masami22358★gmail.com(★を@マークに変えて送信して下さい)

メールが苦手な方は、御名前とご連絡先を頂けましたらこちらからご連絡致します。



今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


今日の気づいたこと

ルネサンスにしろバロックにしろ、古典やロマン派にしろ、音楽やダンスは感じる力つまり感性が問われます。

ひらめき、インスピレーション。

でも当然ですが、考える力も必要。

そのために、知識を得る。

よく、「考えるな、感じろ」といわれますが、

音楽やダンスの場合、感じるままに弾いたり踊ったりするだけでは説得力に乏しくなる。

考えて、構成を組み立てる。
起承転結や、統括というものですね。

何故なら作品は全て、そのように出来上がっているはずだから。

人がどこで感動するのかを、作曲家も学び知っていて作曲しているから。

演奏家やダンサーは、それを具体化する役割。

考え抜いたら最後は、それがまるで自分が作曲したかのようにインスピレーションでパフォーマンスする。

そこで初めて、その人の感性が問われるのです。

だから、いつも両方を大事に。


今日の気づいたことでした。


今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。

ふと、思ったこと・・・

渦中にいるときは、無我夢中だから気づきにくい。

その努力がどこに向かって、何の実をつけるのか。

かつて、勉学していた時に言われた先生方の言葉を覚えています。

「今、やっている勉強の成果は3ヶ月後になって初めて出てくるのですよ。」

今の努力は今は形には見えないけれど、3ヶ月後には何らかの手応えを感じられるはず。

それを信じて、無心に進もう。


今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


第三回バロックダンス体験レッスンin鹿沼

こんにちは。

先週の日曜日に鹿沼市で、第三回バロックダンス体験レッスンを行いました。

なぜ鹿沼市で体験レッスンを何度も行っているのかといいますと、まだバロックダンスというジャンルは栃木県では余り知られておりません。

知られていないものには、なかなか人が集まりにくいものです。

私はそこで、バロックダンスが普及するまで、ここでの体験レッスンは少しリッチなコーヒーを飲むくらいの参加費に設定し、誰でも何回でも受けられるようにしていきたいと思いつきました。
親子様も同じように受けられます。

鹿沼市は電車の便利も悪くなく、古民家カフェや神社もたくさんあり、少し足を延ばせば車かバスで一時間ほどで古峰神社という、おごそかな神社もあります。
日光は県外からもたくさん人が訪れますが、鹿沼市や宇都宮市も魅力がある良いところです。
もっと知られて欲しいなと思っております。

さて、話はずれましたが前回の体験レッスンのご報告を。
この日は親子様2組のご参加でした。

恒例のペアマッサージから。



リラックスし、日ごろ一生懸命がんばっているお母さんも、お子様に身体を触ってもらって気持ちが良さそうでした。
「気持ちいい...寝ちゃう...」
思わず漏れたお母様のお言葉

この日は年中さんと年長さんががんばってくれて、バロックダンスの4つのポジションを全部クリアーして覚えてくれました!
素晴らしい!!

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片足に重心をかけて、もう一方の足を出す。
これがバロックダンスでは基本の歩き方で、
「ドゥミ・クペ」と言います。
ゆっくり教えれば、誰でも簡単にステップを踏んでゆけます。

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最後は片足ホップの入った、初めてにしては難しいガヴォットステップも完ぺきに!

私も感動してしまいました。

ご参加いただいた親子様、本当にありがとうございました。

次回は、春も少し過ぎたころに計画したいと思っております。


今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


アウフタクトとフランス語

こんにちは。

昨日のチェンバロのレッスンの生徒さんは、フランス語をパリで習ったことがあったそうです。
結構大変だったことをお話下さいました。

それで私も、レッスン中にフランス語の発音と音の響きの関わりについてお話してみました。

昨日は、ジャン・バッティスト・レイエのコレンテをレッスン。

バロック時代の曲に限らず、アウフタクトの響かせ方は割と苦労するのですよね。

例えば、このコレンテは出だしがこのように始まります。



右手アウフタクトと1拍目の音は、同じ「ト音 G」。

これをただ無機質に 「タ タララタリラ」 と弾いてしまったら、そこでこの曲の運命は終わり。

このふたつ並んだG音は、存在価値が違うのです。
ですから音色を変えなければなりません。

だけど、これが難しいのですよね。

ヒントはいくつかありますが、フランス語の知識があるならばフランス語から捉えてみましょう、ということで、ひとつ、単語を上げました。

「élève」

カタカナで表記すると、「エレーヴ」となります。
「生徒」という意味です。

このフランス語の「e」には、アルファベットの上に「アクサン」という発音記号がついています。
はじめの方はアクサンテギュ、後の方はアクサングラーヴ、というものです。

このふたつの「e」は要するに、同じ「エ」だけれども、響きの異なる「エ」なのですね。

アクサンテギュが鋭くて軽い響きの「エ」、アクサングラーヴが深くて長い響きの「エ」。

フランス人の先生曰く、アクサンテギュは喉で発音し、グラーヴの方はお腹から響かせるということでした。

口の形も変えます。

日常会話ではこれが違って聞こえないと、違う意味に取られたり、誤解を与えてしまうこともあるようです。

それと同じように音楽でも、同じ音が2回以上続いた時はそれぞれの発音を変え、言葉が口で発音するところを指で表現して行けば良いのですね。

この説明は生徒さんにとって良いヒントになったみたいで、レッスンの中でもこのG音の違いを感覚で捉えていただけたようでした

西洋の音楽は、やはり西洋の言語と深く結びついているのですね。

発音、文法...。

現代社会には毎日のラジオ番組やネットなど、勉強できるツールが沢山ありますよね。

身近にあるものを利用しながら、一歩一歩進んで行けたら良いですね。

私は、車を運転中にCDで外国語のヒアリングをしています。
ずっと流し聞くだけで、手軽に聞き取りができます。


今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


2月12日バロックダンス体験レッスンのお知らせ

こんばんは。

今日は、一日中雨や雪、霙の降る寒い日でしたね。
みなさま、風邪をお召しにならないよう、お気をつけてお過ごし下さい。

今年の風邪には、漢方薬の「銀翹散」が効くらしいです。
ウイルスをやっつける働きもあり、もしもインフルエンザにかかってしまった場合でも、軽くて済むとか...。
私も早速常備しています。

さて、以前このブログでご案内いたしました今度の2月12日のバロックダンス体験レッスンは、まだお席が若干残っております。

日時:2月12日(日)10:00~11:30
場所:栃木県鹿沼市
参加費:500円 (お一人さま、親子一組さま)
持ち物:ヨガマットかバスタオル、タオル、底の柔らかい靴、お飲み物
定員:12名

お申し込みは臼井までメールで受け付けております。

E-Mail: masami22358★gmail.com(★を@マークに変えて送信して下さい)

(お申し込みの際に、場所の詳細をお伝えいたします)


*****

今回は、鹿沼市で3回目のバロックダンス体験レッスン。

毎回行っている、2人組のペアマッサージも好評です。
横になって行うので楽になり、身体がほぐれてから運動を行うと新陳代謝が高まって、汗をかきやすくなります。
親子さまは、お子さまとの絆もより深まって楽しい時間を過ごせます。

今回は小さなお子さまでも簡単にステップを遊びながら覚えて欲しいなと思い、初めて「道具」を使ってレッスンします。
頭の体操も兼ねているので、大人の方にも楽しんでもらえるのではないかと思っております。

どうぞ、お気軽に遊びに来て下さい

今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。

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前回の体験レッスンでのペアマッサージの様子です


もう少し、もう少し

こんにちは。

クラヴィコードで、ミクローシュ先生から伝授されたロングトーンメニューだけを繰り返し、全く曲を弾かずに数日。
ロングトーンは、音のデュナーミクの練習も含みます。

ドレミファソ、ソファミレドの音階で、ピアニッシモからフォルテまで順番に段々強く、段々弱くしていきます。

それで、全ての音がクリアーに、美しく響くように。

24全部の調で、練習。

調によって指の置く場所が異なるので慎重に鳴らします。

集中力が必要です。

神経が研ぎ澄まされてゆきます。

もう少し、もう少し、と繰り返していると、あっという間に時間が過ぎています。

今日も、一呼吸です。

それからチェンバロ練習へ。

音の美しさは音楽の第一歩。

いつも磨いてゆきたいですね。

今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。



ソレムのサン・ピエール修道院の思い出

こんにちは。

私の初めての海外旅行は、大学を卒業した年に実現しました。
独りが断然勉強になる、と師に勧められてヨーロッパの地をたった一人で訪れました。

フランス、ベルギーの旅でした。

フランスのパリは旅行の初心者でも比較的楽に回ることができるから、と教えていただきましたのでパリに一週間泊まり、その間にベルギーのブルージュに日帰りしてメムリンク美術館へ行きました。

パリを巡ってから最後、週末の2日間をフランス西部のソレムという田舎を訪れて、サン・ピエール修道院へグレゴリオ聖歌のミサに出席しました。

これは、忘れられない思い出のひとつです。

パリのモンパルナス駅からTGVに乗って、ル・マンで乗り換えました。
待ち時間が長く、1時間半は待ちました。

駅には何もありません。
暗くてベンチがあるのみ。

ベンチで金髪の長い髪の男性がおもむろにズボンの脇にくっつけていたフランスパンを取り出し、ナイフで切り、そのまま食べていました。
外でフランスパンをナイフで切って食べるということが日本人の私には珍しい光景でしたので、思わずずーっと見てしまいました。
フランスなんだな、と感じた瞬間でした。

駅の乗り換えでは、ホームでフランス人から
「アンジェ行きは、これでいいの?」
と、電車を尋ねられました。
「ええ」
と私は答えながら、フランス人って外国人にも全然平気で尋ねるのだなと、不思議に思ったものでした。
後にドイツで滞在した時、こんなことはほとんどありませんでしたね。

さて、サブレという小さい街の駅に着くと、大きなイチョウの樹が立っていました。
タクシーを待って乗り込むと、なんと女性の運転手。
その頃、日本では女性のタクシー運転手は見たことがありませんでした。
狭い道幅を、80キロのスピードでタクシーはソレムの村に向かってどんどん進みます。
ちょっと怖かったですね

フランスの田舎ののどかな風景は、日本では写真でしか見たことがありませんでした。
緑の草原に白い羊。
石造りの小さな家。
川を渡ると、いよいよ修道院が現れました。
大きかったです。

目の前がホテル。

ホテルに到着するとマダムがテキパキと喋り、何を言っているのか戸惑いました。
ホテルの部屋から近所の家々の赤茶色の屋根が見え、ゴーン、ゴーン、と、時報を伝える修道院の鐘の音が聞こえて来ました。

ああ、これはCDの鐘の音ではなくて、本物の鐘の響きなんだ!
私は心で味わいました。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ここの修道院のグレゴリオ聖歌は有名でCD録音が出ています。
私もそれを聞いて知っていました。
彫刻家のアルベルト・ジャコメッティもこのグレゴリオ聖歌の録音を気に入っていて、よく仕事の終わりに聴いていたそうです。
「柔らかなメロペ、これこそ本当の音楽だ」 という、ジャコメッティの言葉も残されています。

部屋で一休みした後、ヴェスペル、日曜日のミサの予定を確認しに修道院に向かいました。
ホテルの目の前なので、近くて助かりました。

教会の中に入ってゆくと、真っ白いオーラを感じ、余りの静けさ神聖さに涙が止まらなくなってしまいました。
壁にはマリアがいて、優しく包んでくれていました。
何分そこに立って泣いていたのか分かりません。
華やかな飾りは全然無いのに、ただただ真っ白い透き通った空気が私の全身を浄めてくれました。

落ち着いてミサの予定を見ました。
17時からヴェスペルでした。

初めての本格的なミサに出席するということで、少し緊張していました。

一旦ホテルに戻り、17時のミサに再び教会に向かいました。

ミサが始まりました。
修道士が次々と現れました。
儀式が始まり、修道士らの歌うグレゴリオ聖歌に耳を傾けていると、心が芯から安らいで行きました。
メロディはどこからともなく始まり風のように自然なデュナーミクで歌われ、修道士達の音楽の呼吸には優しく慰めるような真の癒しがありました。

パイプオルガンの間奏も、バッハの曲も入って教会中に堂々と響いて素晴らしかったです。
ミサは滞りなく流れていき、演劇を見ているような気もしました。
観客も参加できる演劇。
観客同士も抱擁し、心をひとつに出来るスペクタクル。

最後のオルガン演奏が始まり、聴きながら私はまた涙が止まらなくなりました。
こんなに感動出来る演奏は、それまで聴いたことがありませんでした。
人々の心と精神がひとつになることは、音楽をより意味深くするのだと感じました。

修道院の小さな売店で買ったマリアのペンダント、あれからもう月日がかなり経っておりますが大事にしています。



優しい表情のマリアですね。

日曜日のミサにも出席し、帰路に着きました。

サブレ駅で乗った各駅停車の埃っぽい車内で発車するのを待ちながら窓を上から開けて見た光景は、黄色い葉っぱと柔らかな風が、「ありがとう、また来て下さい。」 と言ってくれているようでした。

さわやかなソレムの修道院の思い出。

長文にお付き合い下さり、お読みいただきまして、ありがとうございました


ロングトーンにもどる

こんにちは。

2月になりましたね。
私がフィンランドのオウルで、ミクローシュ・シュパンニ先生にクラヴィコードの手ほどきを受けたのはちょうどこの時期でした。
川も湖も一面の雪に覆われて、昼間でもマイナス10度という寒さの中、ひたすらにクラヴィコードのロングトーンだけを練習させられた日々がよみがえってきます。

ロングトーンは、音のひとつひとつが美しく響くようになる訓練。

鍵盤の上だけでなく、クラヴィコードの蓋の上でも打鍵の仕方を何度も練習させられました。
鍵盤には沈みがありますが、蓋にはないので分かりやすいのですね。

クラヴィコードの蓋は軽くニスを塗っただけの木で出来ていたので、木が打楽器のようにポンっと響けば正しく打鍵出来ている、ということです。
弱い指の小指と人差し指が特に難しいのですが、きれいに木が響くと心も弾んできます。

出来たらまた、鍵盤の上で練習。
これの繰り返しでした。

曲を全く弾かずに、きれいにロングトーンができるように指を鍛える練習の毎日。
外は極寒でしたが、練習もレッスンも楽しくてたまらなかったです。

インヴェンションを弾けたのは、一か月後でした。
そこからまた、新たな難しさがありました。

クラヴィコードを前に、一週間くらいは曲を弾かずにロングトーンだけをしても良いかもしれない、そうすることで心の断捨離もできるかもしれないと思った朝でした。


今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


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プロフィール


臼井雅美

Author:臼井雅美
ピアノを東京音楽大学で、古楽をドイツのブレーメン芸術大学とフィンランドで学びました。
チェンバリスト、クラヴィコーディストです。
バロックダンスは、フランスで勉強してきました。
ピアノは大手楽器店、また個人の音楽教室でたくさんの子供たちを教えていました。

カーステン・ローフ教授によるプロフェッショナルチェンバリスト、通奏低音奏者資格取得

フランソワーズ・ドニオによるバロックダンス教授資格取得

ハノーファー・インリィングアで、ドイツ語資格B1取得

DELFフランス国民教育省フランス語資格試験B2取得

アテネ・フランセ フランス語上級試験合格

2002年東京音楽大学研究員
2005年~2011年東京音楽大学「音楽と修辞」担当助手
2005年~2011年くらしき作陽大学特別講師
バッハの学校講師

栃木県蔵の街音楽祭、岡山音楽祭、松山音楽祭出場

丸山桂介著「バッハ聖なるものの創造」(2011年春秋社)に、バロック運指法について記述、並びにクラヴィコードによるバッハ「インヴェンションとシンフォニア全曲」を収録。(ISBN978-4-393-93788-4C0073)

ソロ演奏会や日本や海外の演奏家との共演、レッスンを行っています。

猫とチョコレート、自然が大好きです。


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