アトリエ バロック フランセーズ

心身の調和と健康、芸術性を育むバロック音楽とダンスのアトリエ

次回の演奏会に向けてのリハーサル

こんにちは。

先日は、今春に東京で行われる演奏会に向けてのリハーサルを行いました。
通奏低音のチェロの方とは今回の催しで初めての出会い。
歌と通奏低音チェロとチェンバロです。

先日は4回目のリハーサル。
息が合ってきました。

今回のメンバーは皆互いの意見をはっきりと言い合い、かなり歌う音楽を持っている方ばかり。
遠慮していては音楽の息は合ってきません。
ヨーロッパの方々は音楽をする時、ソロであろうがアンサンブルであろうが、自分が思っている歌を大胆に歌います。
意見もはっきり伝えます。
少しでも疑問があれば、質問し合います。
一人一人が全く違った意見を持っていたとしても、はっきりと伝えれば伝えるほど、だんだん意見が一致してきて息も合ってくるというわけなのですね。

面白いです。

今回の演奏会に向けてはメンバーのそんな雰囲気の中、私も気持ち良くアンサンブル出来ています。
それは幸せなことです

バッハがテーマのこの演奏会、詳しいプログラムはまた、近くなってきましたらお伝えいたします。


今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。




スポンサーサイト

歩くことは踊ること、踊ることは歩くこと

こんにちは。

昨夜、以前に岡山音楽祭で共演してからずっと仲良しのフランス人のお友達から素敵な詩をメッセージで送っていただきました。
20世紀のフランスの作家、ジャン・ジオノの詩でした。

Si tu n'arrives pas à penser, marche ;
si tu penses trop, marche ;
si tu penses mal, marche encore .
Jean Giono

もしも君が何も考えが浮かばなかったら、歩きなさい
もしも君が考え過ぎてしまったら、歩きなさい
もしも君が悪いことを考えてしまったら、また歩きなさい。
ジャン・ジオノ 

不器用ですが、自分で訳してみました。

私はそのメッセージにこう返信しました。

La marche est bénéfique pour la santé morale aussi bien que physique .
(歩くことは身体の健康と同じく心の健康にも良い効果をもたらしますね。)


なるほど、歩くことが身体や心の状態を健康に保つために良いことは古今東西同じようです。

ところで、もともとダンスというのは歩くことから始まっていました。
どなたか、昔のフランスのダンスマイスターがそれを提唱していた記述を本で読んだのですが、今、その本が本棚のどこにあるのか探せませんでした。

フランス語で歩行はLa marche です。
マルシュ、つまりマーチのことですね。

音楽でもよくトルコマーチ、トルコ行進曲があります。
2拍子の踊りです。

バロックダンスの曲の中にも、沢山のマーチ、 La marche があります。
歩、歩調をパ、Pas 、つまりステップというわけです。

歩調、歩く調べが、すなわちダンス。

歩くことはダンスにつながり、ダンスを踊ることは歩くことにつながるというわけなのですね

ジオノの詩のように、頭の中で考えがまとまらなかったり、何も思い浮かばなかったり、悪いことを考えそうになってしまったら、歩いたりダンスをしたりすると心の健康につながるのですね!

私も、定期的にダンスの講座を開いています。
また、ご要望があれば、その都度レッスンに応じたいと思っております。

いつでもお気軽にお問い合わせください。


今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


バロックダンス体験レッスンのご案内

こんにちは。

2月に栃木県鹿沼市で3回目のバロックダンス体験レッスンを開催いたします。
ダンス未経験者、初心者の方や、親子さまが対象です。

レベルは入門レベル。
今回は、特に幼稚園のお子さまにもダンスを楽しんで体験してもらいたいと思い、新しく「遊び」の要素を取り入れてみようと思います。
遊びながらバロックダンスのポイントにせまりたいと思っております。
小学生から大人の方も楽しんでいただけるように工夫をしたいと思います。

舞曲はメヌエットとガヴォットのおさらいをします。

日時: 2月12日(日) 午前10:00~11:30
場所: 鹿沼市内 (お問い合わせの際にお知らせいたします)
費用: 大人一人、親子一組さま 500円
定員: 先着12名

レッスンをご希望の方は、臼井までメールでお願いいたします。

E-Mail: masami22358★gmail.com(★を@マークに変えて送信して下さい)

場所や持ち物など詳細をお知らせいたします。


今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。



会話をつなぐ猫

こんにちは。

私のドイツのハノーファーでホームステイしていた家には3ひきの猫がいました。
ひとつはヴァルターという大きな黒い猫、フィリックスという黒白まだらな猫、そしてグレーのルーチという小さい雌猫でした。

ドイツのアパートは広くて6部屋もありました。
それで家賃は多分日本の3分の1位でした。

広いので暖房があってもそれほど暑くはならないのですが、室内は常に一定の温度に保たれていて、暑すぎず寒すぎずといった感じでした。
寒がりの私には、少し寒いくらいでしたね。

初めてのドイツのホームステイではじめに仲良くなったのは、黒白猫のフィリックスでした。
その頃、朝早くにドイツ語学校に出かける私を知っていて、部屋に餌をねだりにくるのでした。
ドイツの学校は8時始まりだったので、7時には家を出なければなりませんでした。

それでフィリックスが起こしに来るのは朝6時。
いつも同じ時間でした。

動物は、時間を良く知っていますよね。

この猫たちのお陰で、ホームステイの家族とも一層仲良くなれたのだと思っています。
動物がいると何よりも、笑いが増えますよね。

フィリックスは特にひょうきんな性格で、自分と同じ模様の黒白の牛のぬいぐるみの横によく座っていたのです。
同じ模様の猫と牛が、棚の上にいるものですから、それは面白かったです。

見るたびに笑ってしまい、つられてドイツの家族の方も笑うと、それから自然に話が始まりました。
難しいネイティブ同士のドイツ語も、少しわかったような気になったものでした。

笑ってリラックスするって、勉強にも良いみたいですね。

それを教えてくれた猫のフィリックス。

今は、私も迷い込んできた猫と一緒にいます。
黒猫のクロ。
ニャーというと返事をし、寒いのもへっちゃらな変わった猫です。




今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


ドイツ風ニンジンサラダ

こんにちは。

今朝は、目が少し疲れていたのでニンジンサラダを作りました。
ドイツのハノーファーでホームステイしていた時に教えてもらった簡単レシピで。

すりおろしたニンジンに、ツナ缶を混ぜてお酢をかけただけ。
あっという間に出来ます。



本当はこれにレーズンを混ぜるのですが、なかったので入れませんでした。


すりおろし器は、スイスのバーゼルの街のデパートで買ったチーズおろし。

_20170121_085014.jpg

脇の細かいところですりおろすと、水気もちょうどよく出てきます。
本当はこれ、パルメザンチーズなどのハードチーズをおろすのですが、便利なのでニンジンをおろすのにも使っています。

お酢の血液サラサラ効果もアップしそうでおすすめのサラダです

ドイツでお食事前に必ず言います。
Guten Appetit ! グーテナペティ-トゥ! (美味しく召し上がれ!)

今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


無限の可能性を秘めた子供の音

こんにちは。

先日は、急遽依頼されて久しぶりに中学生のピアノのレッスンをさせていただきました。
曲は、バッハのフランス組曲でした。

アルマンドの中にあるいくつものお話が、筋道をたどって流れていくようにと説明しながら進めました。
お話の山がどこにあるのかを尋ねると、ちゃんと分かっているのですね。
頭では分かっているけれど、ピアノでそれをどう響かせるのか。

お話の山は大抵はドミナントにあるので、次につながるトニカに美しく解決していけばきれいになるのですね。

ドミナントという言葉は、よくドイツ語の日常会話にも出てきます。
「Sie ist dominant!」(彼女は支配的だよね)
ドミナントとは、支配するもの、という意味があるのです。

そういう言葉のイメージから響きをとらえることも役に立つと思います。

ところで、この生徒さんもそうでしたが、子供の音はなんて純粋なのでしょう。
以前、沢山の子供達をレッスンしていましたが、混じりけのない音でピアノを鳴らします。
迷いがないのだと思います。
先日レッスンさせていただいた生徒さんの音を聴いていると、突然、グレン・グールドのピアノの音にも聞こえてきました。
子供は無限の可能性を秘めていますね。

大好きな世界です

今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。



冬をつかさどる風・・・ボレアス

こんにちは。

このところ、とても寒い日が続いています。
日本語で言う冬将軍到来、といったところでしょうか。

ところで、ルネサンスからバロック時代のヨーロッパでは、4つの方角にはそれぞれ風があり、冬を支配するのは北にいるボレアスだと考えられていました。
風というのは地上にあって神に最も近いところでその意志を代行し、その力は神に由来するものなのだそうです。
そして、この北風ボレアスが最終的に地上に影響を与え、気象学的にも医学的にもさまざまな現象を引き起こすのだとか。

また人間の中にある4つの体液のバランスが崩れると病におかされるとか、12の方角にある4つの性質、温冷湿乾の割合によって気象が決まったりするなど、ヨーガや風水に似通った考えが流通していたようです。
大宇宙マクロコスモスと小宇宙ミクロコスモスの関連は、遡れば遠い昔ギリシアの哲学者アリストテレスが既に提唱していたそうです。

この思想は、ルネサンス時代のイギリス人医師ロバート・フラッドに代表される薔薇十字団によって伝えられています。

自身の楽曲にボレアスのイタリア語ボレアBoreaをよく使用していたバッハも、もしかするとこのフラッドの神秘的な考えに大きな影響を受けていたのかもしれません

今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


チェンバロが、弦楽器コンチェルト?

こんにちは。

先日は県外へチェンバロ出張レッスンの日でした。
この生徒様は数年待ってやっと昨年の春、新しい1752年Albert Delinモデルのチェンバロをドイツから迎えました。
音律の講義をし、調律と演奏法のレッスンを半年重ねてきました。

こちらのチェンバロを作ったのは、長いお付き合いのドイツ人チェンバロマイスター、クリスチャン・フックス氏。
今やヨーロッパ中の著名なチェンバリストで彼を知らない人はいないと思われます。
私も、恩師ロバートカイ先生のご紹介で知り合ったフックス氏のチェンバロとクラヴィコードを所有しています。

フックス曰く、新しいチェンバロは弾き込んでから1年経ってようやく楽器として響き始めるのだそうです。

ところで、先日のレッスン中ジャン・バッティスト・レイエの組曲をレッスンしていましたが、ふと低音部と高温部のバランスを変えてみようかと思い、チェンバロの位置を変えてみました。
ピアノと違って軽いので、こんなことも楽にできます。

正方形の室内に対して対角に置かれていたチェンバロを生徒様と一緒に持ち上げて壁の面に平行に置き、もう一度弾いていただきました。

すると、チェンバロがまるでヴィオールとバロックヴァイオリンのコンチェルトのような響きになったので驚き、そして
「ああ、これがクリスチャンがイメージしていたこのチェンバロの響きだったのだ!」
と直感しました。
それは全く弦楽器の響きでした。

そういえばフックス氏は祖父がヴァイオリニストで、よく私にこのおじいさんの話をして下さったっけと思い出しました。
彼の祖父はとても優秀な音楽家だったらしく、
「優れた音楽家はダンスも踊れる、ダンスをしないと音楽は上手く弾けないって僕のおじいさんは言っていたよ。」
と私に言っていたことを思い出しました。

フックス氏の中には弦の響きが根付いているんだなと、改めて思いました。
この忘れられない響きを私自身のチェンバロの響きにも役立てようと思います。

素晴らしい一日でした。

今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


電車から撮影した風景です。冬の畑はとてもきれいですね


カフェ朱雀

こんにちは。

バロックダンス講習会の前日、資料を作り終えた私は頭を空っぽにしたいと思い、鹿沼市に向かいカフェに入りました。
古民家カフェ「朱雀」。
日光珈琲の系列のお店です。

ここには以前も友人と入ったことがあります。
落ち着いてゆっくり自分の事を考えたりできる空間なので気に入っています。

大通り一本中に入った所からの外観です。



新しく焼き芋を始めたらしく、その名も「テングイモ」
天狗が店を番しているみたいですね。

_20170107_171530.jpg

中は、くつろぎムードがたっぷり。

_20170107_171413.jpg

お店の定員さんはお一人でした。
カフェラテはとても優しい味で、クリームが口の中をなでるように温かさが伝わっていきます

_20170107_171326.jpg

中は昔の木造小学校を思い出します。
ストーブって暖かいな。

_20170110_094417.jpg

きれいなキッチンですね。

_20170107_171652.jpg

日本の情緒も味わえます。

_20170107_171438.jpg

定員さんはとても優しくおもてなしをして下さいました。
カフェについての深いお話も聞けました。
ここでは、お客様にご自分の時間をゆっくり味わっていただきたいと思っておられるそうです。

私も沢山の事が入っている頭を一旦空っぽにでき、インスピレーションをいただけました。

一期一会。
大事な出会いに恵まれました。


今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


宇都宮バロックダンス講習会終了

こんにちは。

昨日は宇都宮市でのバロックダンス講習会が無事終わりました。
参加された方は、ピアノの先生やピアノを習っている子供達でした。
皆さんが熱心に私の話を聞いて下さり、私も気持ち良くレッスンできました。

この講習会は、私がずっとお世話になっている先生の多大なご協力の元に行われました。
アシスタントの方も声をかけて下さったので、レッスン中はなかなか全員に目が行き届かないところも、アシスタントさんのお陰でとても助かりました。メヌエットのコレグラフィを私が急遽作ったものもほんの少しのリハーサルで覚えて下さり、一緒にメヌエットのフィギュールのデモンストレーションもできました。
先生には感謝の言葉がいくらあっても足りません。

はじめにバロックダンスと組曲の歴史に関して講義しました。
できるだけ分かりやすく簡単に、要点を伝えられるように心がけました。

_20170110_115215.jpg


膝を曲げてプリエ、背伸びしてエルベの一連の動きのスピード感をはじめに身体に覚えこませてゆきます。
3拍子のサラバンドの音楽に合わせて
「プリエアップ!」

_20170108_231338.jpg

メヌエットステップ、ブレ、ガヴォットステップ、サラバンドと、4つの舞曲を学びました。
踊ると拍子感が良く身についていきます。

_20170108_231246.jpg

最後に、「フォリア」をデモンストレーションしました。

_20170108_145249.jpg

今回は2時間の講習会の中で沢山の事をお伝えしたので、皆さんきっと頭の中が一杯だったのではないかと思います。
捉えにくいサラバンドのリズムや、アクセント、各舞曲のムーブメントも本当に良く理解できたと仰って下さいました。

またこういうイヴェントを開催できたら、そしてチェンバロの演奏と一緒にしていただけたら、という感想も言っていただけて、本当にありがたい気持ちになりました。

お世話になりました方々に、心から感謝を申し上げます。
あいがとうございました


今日も、お読み下さりまして、ありがとうございました。


 | HOME |  »

プロフィール


臼井雅美

Author:臼井雅美
ピアノを東京音楽大学で、古楽をドイツのブレーメン芸術大学とフィンランドで学びました。
チェンバリスト、クラヴィコーディストです。
バロックダンスは、フランスで勉強してきました。
ピアノは大手楽器店、また個人の音楽教室でたくさんの子供たちを教えていました。

カーステン・ローフ教授によるプロフェッショナルチェンバリスト、通奏低音奏者資格取得

フランソワーズ・ドニオによるバロックダンス教授資格取得

ハノーファー・インリィングアで、ドイツ語資格B1取得

DELFフランス国民教育省フランス語資格試験B2取得

アテネ・フランセ フランス語上級試験合格

2002年東京音楽大学研究員
2005年~2011年東京音楽大学「音楽と修辞」担当助手
2005年~2011年くらしき作陽大学特別講師
バッハの学校講師

栃木県蔵の街音楽祭、岡山音楽祭、松山音楽祭出場

丸山桂介著「バッハ聖なるものの創造」(2011年春秋社)に、バロック運指法について記述、並びにクラヴィコードによるバッハ「インヴェンションとシンフォニア全曲」を収録。(ISBN978-4-393-93788-4C0073)

ソロ演奏会や日本や海外の演奏家との共演、レッスンを行っています。

猫とチョコレート、自然が大好きです。


最新記事



最新コメント



月別アーカイブ



カテゴリ