アトリエ バロック フランセーズ

心身の調和と健康、芸術性を育むバロック音楽とダンスのアトリエ

横浜三渓園での友人のパフォーマンス

こんにちは。


9月の下旬に、バレエ家の友人、池田愛子さんのパフォーマンスに出かけました。

場所は、横浜三渓園。

蓮華院というお茶室でした。


三渓園は初めてで、日本庭園が好きな私は楽しみにしておりました。




この日はちょっと曇っていましたが、落ち着いた良い雰囲気でした。

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蓮華院までは、入り口から少し、距離がありました。

休日だったこともあって、結婚式があったようです。

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日本家屋は素晴らしいですね。

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どこからでも、絵になります。


ここが蓮華院の入り口。
竹やぶが目印です。

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ここが、蓮華院。

とても小さな建物。
静かな空間です。

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愛子さんは、踊り子役でした。

お茶会の中で、廊下を挟んで向こうの空間で上半身だけの動き。
まるで白鳥のように、美しかったです。

お茶室の向こうの世界という狭い空間で動きの少ないことをする難易度の高い芸を、彼女の精神を尽くして行っているお姿に、ただ見入ってしまいました。


こちらのお茶室では、お茶を点て、お花を生ける役の方、お茶の茂谷さやかさん、お花の辻井美穂さんのおもてなし。


三人による、「和」と「洋」の所作の優雅さ、美しさ。


茂谷さんはヴェネツィアの面を付け、赤い薔薇が描かれた黒いロングドレスで現れ、美味しいお茶を入れてくださいました。

辻井さんは、お花を愛で、にこやかな表情で、まるでお花と戯れるように生けておられました。


茂谷さんの、貴重なお茶の小道具もご披露くださり、触らせていただきました。

どこまでも静かな、瞑想的な時間が流れていました。


茂谷さんの、今回のパフォーマンスのイメージは、「舟」 だったそうです。

彼女の、小さいけれどもきれいな声で、ご説明くださいました。


今、こうして思い出しながら書いていても、その時の空気が蘇ってきます。


忘れられない素晴らしい時間を過ごしました



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帰り道、余韻を感じながら、出口まで歩きながら私の頭に流れていたのは、スペインの作曲家アルフォンス・ムダーラのファンタジアでした。


ギターの響きが、ずっとずっと、リフレインしていました。




今日も、お読み頂きまして、ありがとうございました。


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ありがとう、自然

こんにちは。


明日のコンサートの準備は整いました。


宇都宮市河内図書館まつりの一環として行われるコンサートということで、ドアは開放されたままのコンサートになるそうです。

どなたでも入場できます。

一般の方にもチェンバロのことを広く知ってもらいたいと思い、分かりやすいプログラムに一部変更しました。

たくさんの方とコミュニケーションができたらいいなと思っています。



先ほど、車でドライブして、自然の空気をたっぷり吸ってきました。

エネルギーチャージです




まだ、稲刈りしていない田んぼで。

光が美しいですね!

黄金のお米。


綺麗です


ありがとう、自然!


今日も、お読み頂きまして、ありがとうございました。



親友からの電話

こんにちは。


昨日は久しく連絡を取っていなかった親友から、電話がかかってきました。


彼女は優秀なピアニストで、学生の時にはずっと2人で弾き合い会を行っていました。


大学の練習室を借りて、朝早くから勉強会でした。


友達だからといって、容赦しない。

思ったことは正直に意見を言い合います。

いいところ、良くないところ。

どうすれば、良くなると思うのか。



友人の意見というのは、ある意味では先生よりも勉強になったりします。


遠慮は一切なく言える友達というのは、やはりそう多くはないですね。

私にとっては、かけがえのない友人です。



その後も彼女は色んな所で、私を助けてくれました。


この一年はお互い都合が合わなくて連絡できていなかったのですが、昨日は嬉しい電話でした。


お互い励まし合って、また頑張って行こうと、勇気をもらえました。



真のつながりというのは、お互いに 「思いやり」 で繋がっていきますね。


そして、人生で求めていることが似ているようです。





さて今日も、日曜日のコンサートに向けて最終練習です。


不思議なことに、最後の最後でようやく分かってくることが多いです。


「もっと早く気づけばいいのに」 なんて思っても、本番は目の前。


コンサートが終わったら、何を課題にしてゆくのかを教えてくれているようですね



今日も、お読み頂きまして、ありがとうございました。





秋の夜更けに

こんにちは。


毎日、秋が深まっています。

夜はとても静かになり、夢想に耽るのもまた、楽しいですね。


私は夜更けに、フランス語のサンテーズ(統括)の勉強をやっています。

実はそれをしていると、作曲家の気持ちが少し分かってくるような気がするのです。



サンテーズは、複数の記事の共通項を抜き出して、論理的にひとつの作品としてまとめ直しをする作業です。

その文字数は、どんなテーマでも、いつも決められた範囲におさめます。

ということは、ボキャブラリーの多さが求められるということですね。

同じ表現の言葉の同義語や、節を名詞の一言で言える簡潔さ、など。

まとめ方は、訓練によって、パターンを覚えていきます。

要するに、作曲家でしたら、曲を作る前に何小節で曲を書くかを考える、ということになります。



例えばメヌエットは、大抵1曲がふたつの部分に分かれていて、その小節数はどんなメヌエットも同じなのですね。

でも、ひとつとして、同じメヌエットの曲や、メロディーは、ありません。

似ていても、必ず、違った曲になっています。



音楽以外のことから、音楽につながることに気がつくことは、楽しいです

難しいフランス語サンテーズですら、面白くなります。



出来上がったサンテーズの文章は、来月、学校に行って、添削していただきます。



今回の記事のテーマは、「フランスにおける、高等教育の学校の不平等さについて」 です。

「不平等」は、「イネガリテ」。

バロック音楽でよく耳にする 「イネガル (等しくない)」 という言葉は形容詞で、ここから来ています。



イネガリテは、フランスの社会の、最も関心の高いテーマであります。

勉強していて、何度この言葉に出会ったか、分かりません....。

多国籍国家の宿命なのでしょうね。



私には、学ぶことが多いです。


今日も、お読み頂きまして、ありがとうございました。




香りが届けた想い

こんにちは。


今朝、お散歩していたら、山椒の実が赤くなっているのに気がつきました。





ひとつ、つまんでみると、素晴らしい香り!

身体の力が抜けて、ほっとしました


香りは、ネットでお届けすることができないのが残念です。

匂いというのは、記憶と結びつくと、本で読みました。

感覚が開くのでしょうか、私は突然、ある人のことを思い出したのです。




その方は、もう大分高齢の方なのですが、私がまだドイツにいる頃に旅行で訪れて下さって、一緒にドイツ、スイス、フランスを回りました。


その時から、ご夫妻でコンサートや講座に来ていただいたり、私を音楽家としてずっと応援して下さっています。

ご夫妻の体調も優れないことが多く、もうかれこれ2年近く、ご無沙汰していたのですが...。

お久しぶりに、お電話でもしてみよう、どうされているかしら? なんて、電話をかけてみました。


そうしたら、お話が盛り上がってしまい。


実は先日からその方も、私のことを思っていたとのことで、でもお手紙を書くのも不器用で....と、思っていらしたそうです。


「祈りは、届くのよね。でも、辛いの、神様は言葉にしてくれないでしょう。だからなかなかわからないのだけれど、でも、表に現れるのよ、必ず。 だって、あなたのことを話していたら、雅美さんからかかってくるんだもの。」

と、おっしゃっておりました。



そして、思い出話が膨らみました。

彫刻家ジャコメッティの生家を訪ねるために、スイスのマロヤ峠からバスで下って、スタンパ村に行ったこと。

私はジャコメッティ博士と言われるほどジャコメッティのことについては知っていたので、その旅行中、美術館で解説をしました。

その時のことも、本当に良く覚えておられて。



今の私にためになるお言葉を、たくさんいただきました。



「想い」

「祈り」


ちゃんと、通じるのですね。


山椒の赤い実の豊かな香りが、彼女の想いを私に届けてくれたのかもしれません。



勇気を与えてくれました。



10月1日のコンサートに向けて頑張っていこう、と、改めて思えました!



今日も、お読み頂きまして、ありがとうございました。





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プロフィール


臼井雅美

Author:臼井雅美
ピアノを東京音楽大学で、古楽をドイツのブレーメン芸術大学とフィンランドで学びました。
チェンバリスト、クラヴィコーディストです。
バロックダンスは、フランスで勉強してきました。
ピアノは大手楽器店、また個人の音楽教室でたくさんの子供たちを教えていました。

カーステン・ローフ教授によるプロフェッショナルチェンバリスト、通奏低音奏者資格取得

フランソワーズ・ドニオによるバロックダンス教授資格取得

ハノーファー・インリィングアで、ドイツ語資格B1取得

DELFフランス国民教育省フランス語資格試験B2取得

アテネ・フランセ フランス語上級試験合格

2002年東京音楽大学研究員
2005年~2011年東京音楽大学「音楽と修辞」担当助手
2005年~2011年くらしき作陽大学特別講師
バッハの学校講師

栃木県蔵の街音楽祭、岡山音楽祭、松山音楽祭出場

丸山桂介著「バッハ聖なるものの創造」(2011年春秋社)に、バロック運指法について記述、並びにクラヴィコードによるバッハ「インヴェンションとシンフォニア全曲」を収録。(ISBN978-4-393-93788-4C0073)

ソロ演奏会や日本や海外の演奏家との共演、レッスンを行っています。

猫とチョコレート、自然が大好きです。


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