アトリエ バロック フランセーズ

心身の調和と健康、芸術性を育むバロック音楽とダンスのアトリエ

サラバンド 『ラ・ロワイアル』

こんにちは。


今日も日差しが暖かな1日でしたね!✨


さて、来週月曜日の祝日は、宇都宮でバロックダンス講習会を開催します。


今回は、メヌエットとガヴォットの基本ステップの復習に加えて、初めてリュリのサラバンドの曲『ラ・ロワイアル』を取り上げてみようと思っています。

というのも、参加者のみなさまから、「サラバンドの演奏が難しい」「サラバンドのテンポ感がどうも分からない」と、ご意見がありました。


サラバンドはテンポ感やアクセントの付け方に独特なものがあり、頭で考えて演奏しようとしても、なかなか上手く行きにくいかと思います。

でも、素晴らしいリュリのサラバンド演奏に乗せてステップを踏んでみたら、きっと身体でテンポ感を覚えられますよ!


『ラ・ロワイアル』は、リュリの有名なパッサカリア、ペルセのパッサカリアにメロディがよく似ています。


ラ・ロワイアルは、舞踏譜は3ページ分がサラバンドで、あとの2ページはブレとなっている組曲です。
基本ステップからゆっくり見直し、曲もゆっくり少しずつおさらいしていく予定です。



12日のバロックダンスは、まだお席が空いております。

バロックダンスやダンス初心者🔰の方も、歓迎いたします!


時間は9:45~11:45で、参加費は3000円 (学生1500円)です。


場所は宇都宮市です。お問い合わせ時にお知らせ致します。


お問い合わせ&お申し込みは臼井までメールで受け付け致します。


E-mail : masami22358★gmail.com (★を@マークに変えて送信して下さい)



今日も、お読みいただきまして、ありがとうございました。



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パーセル『ディドとエネアス』

こんばんは。


宇都宮のアトリエで、ネット工事が手間取り、まだ工事出来ていない状態です。

パソコンが使えないと、やっぱり不便ですね。

まあ、こういう時は流れに任せる他ありませんね。その内なんとかなるでしょう。


さて、昨日は演奏仕事初めでした。
パーセルのオペラ『ディドとエネアス』第3幕のディドの死のシーンのリハーサル。

歌手の方とディドの作者、古代ローマのウェルギリウスからパーセルの生きたバロック時代にまつわる宇宙論、魔女の話やヘンリー8世やエリザベス1世の歴史の話、背景を話し合いながら曲を仕上げて行きました。
また、音楽的に気がついたことはお互いに言い合えるようになりました。

悲しみのラメントの通奏低音に乗せて、ディドは自分と国家の運命の姿を語ります。

パーセルは、学生の為にこのオペラを作曲したそうです。
ですから、見かけはそれほど難しくはないかも知れないのですが、だからこそ語りは難しいそうです。

バロック歌唱は、声に「核」のようなものがあり、ヴィヴラートではなく「語り」で音楽を展開させていきます。

それだけに、外国語の発音、発声、アクセントや朗読、言葉の中に含まれる深い意味の捉え方がものを言ってくるそうです。

パーセルの時代の英語のリズム感も、また独特でした。

これらの勉強は、私達楽器の方にも大いに役に立ちます。
それらを響きにどれだけ取り入れているかも、通奏低音のクオリティに関わってきます。


新年から、学びの多い1日を過ごさせていただきました。

次回も、また楽しみです。


今日も、お読みいただきまして、ありがとうございました。




謹賀新年2018

みなさま、明けましておめでとうございます。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

初日の出。



2日の今日も、青空の素晴らしい一日でした

日光連山と大谷川。


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今年一年がみなさまにとって、平和で健康に満ちあふれた幸せな年になりますように。

私は年始からアトリエのオープンに向けて準備をいろいろと始めます。
写真をアップしてゆきますので、どうぞご訪問下さいませ。

今日も、お読み頂きまして、ありがとうございました。



今日の気づいたこと

先に様式があるわけではない。


音楽があって、様式がある。


先にテクニックがあるわけではない。


音楽があって、テクニックはある。


エモーションを表現する手段として、テクニックがある。



でも、それらが逆になってしまう時が、ある。


そうすると、苦しくなる。


苦しいときは、たいてい方向性が間違っている、と、私は思うのです。


「脱力」。


言うはやさしいが、難しい...


でも、ほんのちょっと、変えればいいこと。


ヒントはいつも、近くにあるはず。


いえ、自分の中に在るはず。


音楽が、先にあるから。


自分の中に、いつも、あるから。


それを、内省してみよう。



今日の気づいたことでした。



今日も、お読み頂きまして、ありがとうございました。




フランス語は音楽的な言語?

こんばんは。



先週末は、いつものフランス語学校で勉強してきました。

学校は個人レッスン形式、先生方は皆ネイティヴで、数人いらっしゃいます。


先日は、授業中に先生とフランス語や日本語が音楽的な言語かどうかのディスカッションになりました。



フランス人の先生は、フランス語は音楽的な言語ではないと思う、とおっしゃるので驚いた私は、


「え? 私はフランス語はとても音楽的な言語だと思いますが… 例えば、Bonjour!も、イントネーション豊かに発音するじゃないですか。」


と、言いました。



すると先生は、


「いや、イントネーションは普段のフランス人同士の会話ではほとんどついていないよ。 フランス語は日本語に似ていて、割りと淡々と流れてしまう。 例えば英語は、単語ひとつひとつの中にアクセントを複数持っていたりして、それが明確に響くんだけど、フランス語はそれが無い。だから、フランス語は音楽的な言語とは言えない。」


とおっしゃるのです。



さらに先生は、英語やイタリア語、スペイン語は各単語にアクセント豊かに持っているから、普通に会話していてもそれが音楽的に聞こえる、でも、フランス語や日本語は抑揚が乏しく淡々と流れてしまうので音楽的ではないと思う、と言われました。



フランス語のネイティヴの先生が言われるのですから、なるほどと、新鮮な意見に聞こえました。


また、音楽的でない言語のフランス語で映画のダイアログを作ることはとても難しく、フランス映画で自然にフランス語が話されている映画というのは実はとても数少ないそうです。


先生は日本のドラマを引き合いに出して、日本のドラマの中の日本語は会話の抑揚や感情表現が大げさ過ぎるということと同じ問題が、多くのフランス映画にある、とおっしゃっていました。



確かに日本のドラマの俳優さん達は、大げさな感情表現でセリフを話していることがありますね。


これは、フランス人が見ると多くのフランス映画の俳優さん達も同じだそうで。



普段の自然なフランス語が聞こえるフランス映画は、フランス本土に流れているものにしかない、と言っていました。




私は海外に普及されている現代のフランス映画を観ていても全く気づかなかったので、面白い意見だなぁと思いながら、先生のお話を聞いていました。



つまり、言語自体が持つアクセントや細かい抑揚が乏しいために、映画などの媒体によって表現するときに、どうしても大げさな感情表現になってしまうということでした。



先生曰く、音楽的ではない言語を話しているフランス人の多くは「音楽をすること」に対しても、大きな壁を感じていらっしゃるそうです。



そういえば、他のフランス人の先生からも、音楽のことでは色々な話を聞いていました。


フランスではピアノを習う前に、ソルフェージュと聴音をさせられ、それが出来る子供だけがピアノを習い勉強を続けることが出来るのだということも聞きました。


もっとも、これらの先生方が小さな頃というのは今から数十年前の話ですから、今のフランスはどうなのかは分かりませんが...。



フランス人とディスカッションすると、フランスが少し見えて来るような気がします。



フランス語の勉強をガチガチにするだけではなく、こんな雑談が私にはとても愉しいです。



今夜は少し長くなりました。


お読み頂きまして、ありがとうございました。



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プロフィール


臼井雅美

Author:臼井雅美
ピアノを東京音楽大学で、古楽をドイツのブレーメン芸術大学とフィンランドで学びました。
チェンバリスト、クラヴィコーディストです。
バロックダンスは、フランスで勉強してきました。
ピアノは大手楽器店、また個人の音楽教室でたくさんの子供たちを教えていました。

カーステン・ローフ教授によるプロフェッショナルチェンバリスト、通奏低音奏者資格取得

フランソワーズ・ドニオによるバロックダンス教授資格取得

ハノーファー・インリィングアで、ドイツ語資格B1取得

DELFフランス国民教育省フランス語資格試験B2取得

アテネ・フランセ フランス語上級試験合格

2002年東京音楽大学研究員
2005年~2011年東京音楽大学「音楽と修辞」担当助手
2005年~2011年くらしき作陽大学特別講師
バッハの学校講師

栃木県蔵の街音楽祭、岡山音楽祭、松山音楽祭出場

丸山桂介著「バッハ聖なるものの創造」(2011年春秋社)に、バロック運指法について記述、並びにクラヴィコードによるバッハ「インヴェンションとシンフォニア全曲」を収録。(ISBN978-4-393-93788-4C0073)

ソロ演奏会や日本や海外の演奏家との共演、レッスンを行っています。

猫とチョコレート、自然が大好きです。


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